名ブランドが集結するドイツの真価

欧州の中でも一際、人気と信頼を集めるのがドイツ車です。重厚なBMW、高級なポルシェ、知的なアウディを中古で買おう。
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300万円以下!インテリドイツ車特集

クルマを語る上で欧州が誇るドイツ車の存在を無視することはできません。
BMW、フォルクスワーゲン、アウディなど一般車から高級車まで10社を超える幅広い車種が世界中に展開され、老若男女に愛されているクルマを作っているのがドイツです。

世界で愛されるドイツ車

インテリドイツといわれるほど、思想からものづくりまで一連の筋の通ったドイツ精神が貫いています。

【歴史に裏付けされた技術力】

車の歴史=ドイツの歴史とも言えるほど同国と自動車の関係は切っても切れないものがあります。
現代においてもドイツ車の年間生産台数は1,000万台を超え、国民の15%もの人口が自動車関連の仕事についていると言います。

自動車業で働くドイツ人

例えば、あの有名な「メルセデス・ベンツ」
その歴史は1902年。なんと112年も遡ることになります。

旧型のベンツ車

ベンツ社の正式な発祥は1926年ですが、その前進はダイムラー・モトレーン社で使用されていたブランド名「メルセデス」から由来しており、紛れも無い世界最古かつ最長の歴史を持つ自動車メーカーです。

その長い歴史の中で積み上げた技術力と信頼があのスリーポインテッドスターのブランド力に結びついているわけですね。

ベンツマーク

メルセデス社の掲げているキーコンセプトの1つ

『最上級の安全技術をあなたに』

・今ではほぼ全ての車に装着されている「エアバッグ

・方向指示器の視覚性を大きく向上させた「ミラーウィンカー

・ミリ波レーダーによる「前方車追従システム

など安全の信念に基き、時代の最新技術をいち早く市販車へ導入して来たのも同社の特徴です。

ベンツの安全機能

1980年には「すべての自動車メーカーが安全を享受するべき」との考えからメルセデスが取得したSRSエアバッグの特許が無償公開されました。
自社の利益だけでなく、安全に対する強いコダワリを象徴する出来事でした。

旧型のベンツSクラス

アウトバーンで鍛えられた走行性能

ドイツ車の魅力と言えば「パワフルな動力性能」「正確なハンドリング」「高回転域でも寸分の狂いなく吹け上がり、軽快なサウンドを奏でる精密なエンジン」など車と一心同体になれる繊細なドライビングフィールです。

ドイツ車のエンジンとハンドル

なぜ同じ自動車を作っていても日本車には無い感性を刺激する乗り物を作ることができるのでしょうか?

それには様々な理由はあると思いますがその一つが「アウトバーン」の存在ではないでしょうか。

アウトバーン

1929年に起こった世界大恐慌の最中、ナチ党ヒトラーが失業率改善のために打ち出した帝国アウトバーン計画に基き整備が始まり、現在は総延長1.3万キロもの高速道路になりました。
日本における初の高速道路は1963年に開通した名神高速の一部区間なので、この時点で「ドイツは30年先を行っている」と言っても過言ではありません。

アウトバーン計画

さらにアウトバーンの速度規制は120km。一部「速度無制限区間」も存在します。
ポルシェやAMGなどのハイパワーモデルが300km/h近いスピードで駆け抜けるのも日常茶飯事。

アウトバーンを駆け抜けるドイツ車

ドイツ車の評価が高いのは、自動車メーカーにとっては天国のような環境で鍛えあげられた技術力がフィードバックされた結果だと思います。

いつになく前置きが長いですが、そんなドイツ車で300万円以下で購入できる優れものの一品を探します。

SUV代表
BMW X5

BMWX5

日本においてBMWのイメージは圧倒的にセダンです。
欧州においても3シリーズはBMWの主力車種として展開されており、日本国内においても最も多く輸入されているのがDセグメントの3シリーズです。

そういったBMWのラインナップの中でSUVの存在は、実はあまり知られていません。
SUVはX1,X3,X4,X5,X6の5モデルがありますが、中古市場ではX5を一押しします。

理由は簡単、X1,X3は人気があるため、新車価格の割に値落ち幅が少ない。
X4は今年登場したばかりの新型車で中古でもまだまだ手が届かない
X6は元の値段が高いことと希少性からピッタリのタマを探すのが難しい

そんな中X5はモデルチェンジの影響と、同社のSUV多角化の波に押されグイグイ中古車査定価格が落ちてきています。

これからX5を購入しようと思っている人は、2010年以前のモデルの値崩れに注目しましょう。

2007年式・4万km・299万円(3.0si 4WD ブラックレザーパノラマ)
2007年式・6.5万km・269万円(3.0i 4WD)
2009年式・6.8万km・287万円(3.0si 4WD)

スポーツカー代表
ポルシェ ボクスター

ポルシェボクスター

ボクスターは、ポルシェが展開するロードスター型のクルマです。
ロードスターというのは、いわゆるオープンカーのことでルーフは重量面でアドバンテージの高いソフトトップが採用されています。

本格スポーツ仕様のロードスターのクルマとして展開されている同車は、ポルシェの入門モデルとしても大変お奨めです。
そしてなんと言ってもポルシェ×オープンのコラボレーションは他には無いステータス性があります。

新車価格自体がポルシェブランドにしてはお手頃なため、300万円の予算でかなり良品を引き当てることができます。

2008年式・4.4万km・299万円(2.7)
2007年式・4万km・289万円(2.7カラークレストセンターキャップ)
2004年式・1.6万km・258万円(ティプトロニックS)

セダン代表
アウディー A8

アウディーA8

アウディもまたドイツを代表とする自動車メーカーのひとつです。
ブランドキャッチコピー「先進の瞬間」に恥じない知的でフォーマルな佇まいの印象は、ベンツ・BMWともひと味違った近未来的な車です。

その中で映画「トランスポーター」に登場したことで認知度をアップさせたアウディのフラッグシップモデル

トランスポーターのA8

映画に登場したアウディA8もそろそろ300万円という予算で手に入るようになりました。
そうです。300万円あればアウディの最高峰セダンに乗ることができるのです。

2006年式・6.9万km・248万円(L 4.2クワトロ4WD)
2005年式・5.6万km・237万円(L 4.2クワトロ4WDブラウンレザー)
2004年式・5.5万km・163万円(4.2クワトロ4WD)

いかがでしょうか?
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